何故私は彼女を殺し、その肉を食らったのか。

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

042| ひとつになれない
 如月凛の投稿がウザい。公式サイトに設置されたキャラクター専用掲示板に如月凛が投稿したなりきりメッセージが目障りだ。
 如月凛は、自身の演じるキャラクターになりきっていた。その内容や台詞回しは、かつて星野さんが執筆した悪役の台詞にそっくりだった。偶然だとは思わない。シェラフィータの登場するリプレイ小説に書かれていたのだ、如月凛も読んだはずだ。
 私は自分の持ち物を汚されたような気分になった。
 大切に育てた花を豚に食われたような気分になった。
 TRPGには、模倣の遊びとしての側面があると思っている。そもそもTRPG自体が『指輪物語』の模倣からスタートした遊戯だし、ごっこ遊びの一種である以上、模倣は是とするべきだろう。どこかで見たようなキャラクターに、どこかで見たような台詞を言わせる。それを繰り返すことによって初めて見えてくるものもあるのだと、オリジナリティと呼ぶべきものは模倣の果てに宿るのだと、私は考えているからだ。むしろそのような側面や模倣の価値から目を背け「あの人のキャラは○○のパクリだ。パクリカッコ悪い」などとドヤ顔で言っている奴の方が、痛いだけだと思っている。
 だから彼女の書いた台詞に元ネタが存在すること自体は、私は悪いとは思わない。言い回しの酷似もまあ、模倣の遊びと受け止めれば許容範囲内といえる。私が許せなかったのは、星野さんの見ている場所で、星野さんの書いた台詞をそっくりそのまま模倣したこと。かねてから一目置いていた有名女性プレイヤーに自分の書いた台詞をパクられたら星野さんは喜ぶのかな、と思ったら苛々した。いや、不快に思うかもしれない、と思ったら苛々した。如月凛は件の台詞が気に入ったのだろうか、と思ったら苛々した。星野さんの見ている世界、その価値観に共感したのだろうか、と思ったら苛々した。それともプレイヤー個人としての本音を隠すために利用しただけなのだろうか、と思ったら苛々した。いや実は件の台詞を生み出した張本人は如月凛で模倣したのは星野さんのほうだったのかも知れない、星野さんは如月凛に一目置いているのだから彼女がどこかで書いた台詞を本編に〝採用〟したのかも知れない、と思ったらこの世のすべてを滅ぼして自分すらも消したくなった。
 苛立ちが収まらなかったから、浮浪者に輪姦されるシェラフィータの姿を想像した。貧民街での施しのさなか、柄の悪い浮浪者の集団に包囲された可憐な聖女は、裏路地に連れ込まれて輪姦される。何でも受け入れるシェラフィータ。人間が大好きなシェラフィータ。そんな聖女様の分際で、臭くて汚い浮浪者のチンポは嫌がるなんて許せない。ムカついたから、口とマンコとケツの穴を臭いチンポで同時に犯した。苦痛に歯を食いしばった拍子に聖女はチンポを噛みちぎる。非力な女にすぎないと彼女をナメてかかっていた男たちの態度が変わった。シェラフィータは殴打され、小さなマンコを二本のペニスで串刺しにされて悶絶した。いい気味だ。だけどこの程度ではイケない。忌々しいシェラフィータは触手のような人間未満の化け物に犯され、汚され、殺されてくれなければ。
 だからそれを想像した。だけどやっぱりイケなかった。
 仕方がないから大嫌いなアニメに出てくる上っ面が可愛いだけの女性キャラを触手で犯した。
スポンサーサイト
Copyright © 『アンチ・シンデレラ』 白木紅愛・作. all rights reserved.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。